津波は、地震や海底火山噴火などの影響で海面が急激に上昇し、陸地を襲う巨大な波です。津波は非常に速く移動し、強い力を持っています。そのため、津波が発生した場合には、迅速な避難行動が重要です。
津波から身を守るためのいくつかのポイントを、ご紹介します。
•「正しい情報の入手」
ラジオ、テレビなどから正しい情報を入手して、冷静に行動して下さい。
•「揺れを感じたら避難」
強い揺れ、そして弱い揺れでも長時間続くような場合は、ただちに海から離れ、できるだけ遠くの高い所へ避難して下さい。
•「揺れを感じなくても、津波警報、津波注意報に注意」
体で感じる揺れ方と地震の規模は別です。警報、注意報が発令されたら、ただちに避難して下さい。
•「警報や注意報が解除されるまで油断しない」
津波は繰り返し押し寄せます。最初の1波が最大とは限らず、数時間の間隔をおいて、2波、3波とやってくることがあるので、12時間程度は注意が必要です。現地時間の2010年2月27日に発生した南米チリの大地震。マグニチュード8.8のこの大地震による津波は、日本列島にも到達しました。このチリ大地震にともなう津波も最大波が第1波ではなく、第4波、第5波だったと言われています。警報や注意報が解除されるまでは、海岸付近に近づかないようにしましょう。
世界津波の日を機に、一人ひとりが防災意識を高め、安全な社会づくりに貢献しましょう。
内閣府防災情報のページ:https://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h27/80/special_01.html このページでは、津波防災に関する様々な情報が掲載されています。