要求特性 | 特性値 | 適用規格 | 調査内容及び測定項目 | |
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振動特性 | 耐震性能(実機試験) | 自社規格 | 弊社所有の起震車を用いて、実際の揺れを与えた際の耐震性能を調査します。 | |
振動伝達率、履歴特性値、固有振動数 | 自社規格 | マットの振動特性を把握し、様々な振動に対する挙動を調査します。 | ||
温度特性 | 貯蔵弾性率(E')、損失弾性率(E")、損失正接(tanδ) | 自社規格 | 動的粘弾性測定装置を用い、使用可能な温度範囲を調査します。 | |
耐薬品性 | 薬品接触による汚染状況 | JIS A 1454 | マットに接触する薬品に対する抵抗性を調査します。 | |
汚染性 |
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揮発性有機化合物(VOC)試験 | JIS A 1901 | マットから発生するガスの有無を調査します。 |
接触汚染性及び移行汚染性試験 | JIS K 6267 | マットから被着体に対する汚染の有無を調査します。 | ||
法令・規制対応 | 規制物質含有量調査 | 各測定項目に準拠 | 各国の環境法令・規制に対応するため、規制物質の有無を調査いたします。 | |
寸法維持性 | 寸法維持性 | 自社規格 | 設置環境における温湿度の影響を調査します。 低温低湿(10℃×10%RH)、常温常湿(25℃×55%RH)、高温高湿(35℃×80%RH)にて測定します。 測定項目は、粘着特性、材料特性(材料硬度)とします。 |
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抗菌・防カビ性 |
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かび抵抗性・プラスチック製品 | JIS Z 2911 | マットのかび抵抗性能(防カビ性)を調査します。 |
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抗菌性試験方法・抗菌効果 | JIS Z 2801 | マットの表面における細菌の増殖を抑制する状態を調査します。 | |
耐久特性 |
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耐加水分解試験 | 各測定項目に準拠 |
長期間使用時に発生する加水分解の影響を調査します。 測定項目は、材料特性(材料硬度・材料強度・破断伸び)とします。 |
目的:マットに接触する薬品に対する抵抗性を調査します。
準拠規格:JIS A 1454
サンプル形状:平板
評価条件:23℃
評価方法:滴下後のサンプルの表面状態を観察
スタンダードマット | バイオマスマット | |
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10%水酸化ナトリウム水溶液 | 異常なし | 異常なし |
10%硫酸 | 表面に変形を認める | 表面に変形を認める |
10%塩酸 | 表面に変形を認める | 異常なし |
潤滑油(CRC 5-56 呉工業(株)製) | 表面に変形を認める | 表面に変形を認める |
トルエン | 表面に変形を認める | 表面に変形を認める |
アセトン | 表面に変形を認める | 表面に変形を認める |
エタノール | 表面に変形を認める | 表面に変形を認める |
35%過酸化水素水 | 表面に変形を認める | 異常なし |
目的:マットから発生するガスの有無を調査します。
準拠規格:─
サンプル形状:細切りしたサンプル
評価条件:23℃×24時間
評価方法:サンプル密閉保管後、瓶内のガスをGC-MSにて分析
※ 検出下限:0.1 mg/kg(トルエンを標準物質として)
スタンダードマット | バイオマスマット | |
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揮発性有機化合物 | 不検出 | 不検出 |
目的:マットの使用にあたり、各種法令、安全、環境基準に抵触しないことを確認します。
準拠規格
サンプル形状
評価条件
評価方法:化学分析による含有物確認どの調査を行い、各種法令に準拠していることを確認しています。
調査結果並びに法令準拠に関する内容は、別途お問い合わせください。
目的:マットから発生するガスの有無を調査します。
準拠規格:JIS Z 2801
サンプル形状:平板(1/500普通ブイヨンで調整した菌液を滴下)
評価条件:35℃×24時間
評価方法:生菌数を測定
目的:マットのカビ抵抗性(カビの生えにくさ)を評価します。
準拠規格:JIS Z 2911
サンプル形状:平板(5種の混合胞子懸濁液を塗布)
評価条件:29℃×95%RH×4週間培養
評価方法:カビの発育状態を確認しレーティング
2:菌糸の発育は認められるが、発育部分の面積は試料全面積の25%を超えない
スタンダードマット | バイオマスマット | |
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抗菌力評価 | 抗菌性あり | 抗菌性あり |
カビ抵抗性 | 2 | 2 |
目的:使用終了まで特性を維持することを確認するため、促進劣化試験により材料の耐久性を調べます。
準拠規格:JIS K 6253-3
:JIS K 6251
サンプル形状:ダンベル3号形状(硬度測定はダンベルのチャック部を使って測定)
評価条件:80℃±90%RHに放置し、0, 3, 5, 7, 10, 14日後に取り出して測定
評価方法:それぞれの測定値をアレニウス式を基に算出した経過時間にあてはめ、劣化を推定
基準温湿度を、30℃×80%RH(夏季を想定)とする。