阪神淡路大震災における震度7の地域では、住宅の全半壊を免れたにもかかわらず、全体の約6割の部屋で家具が転倒し、部屋全体に散乱したというデータがあります。
しかも、ただ倒れるだけでなく、食器棚などは扉が開いて中の食器が散乱し、また冷蔵庫やピアノは移動してしまい、テレビや電子レンジが飛ぶといった、日常では考えられない現象も確認されています。
つまり建物が無事でも家具が転倒するとその下敷きになって怪我をしたり、室内が散乱状態移のために延焼火災から避難が遅れてしまうなど、居住者被害も大きくなるというわけです。(消防庁HPより引用)